勃起不全・ED 定義

勃起不全・EDの定義

満足のいく性生活が送れず、悩んでいる男性はたくさんいます。
興奮しているが勃起に至らない、勃起までにかかる時間が長い、十分な硬さや持続力がないなど、抱える悩みの種類は様々です。


勃起不全はErectile Dysfunctionを略し、「ED」という言葉で良く知られています。
定義は非常に曖昧で、完全に勃起が出来ない状態だけでなく、「勃起までに時間がかかる」「持続力がない」「途中で萎えてしまう」「十分な硬さが得られない」といった症状により、性生活が満足に送ることのできない全ての方を指します。


80%の男性がEDで悩んでいる

男性の心理的な問題がEDを引き起こしてしまうものです。若い世代によくある勃起不全はこのタイプであることが多く、治療薬で完治できる可能性が高いので安心してください。


この心因性EDは、「現実心因」と「深層心因」とに分けられます。


現実心因

日常で感じるストレスが引き金となり、EDの症状を引き起こしてしまうものです。

パートナー女性からの要望やダメ出しなど、言葉に対して敏感に反応することで起きることが多く、また男性自身が「ダメだった」「またダメだった」とネガティブに思うことでストレスになっていることもあります。


また、家庭生活が上手くいっていない、経済的に不安定、仕事がハードでストレスが多いといった性生活には関係のないストレスでも、EDを引き起こす可能性があります。


特に、うつ病などの精神疾患にかかっている(あるいは過去にかかったことがある)方や精神不安定な方は、現実心因によるEDとなる可能性が高くなっています。


深層心因

深層心理に残る体験やトラウマが原因で、EDになるものです。


日常生活に過度なストレスはないものの、幼少期の体験、今までの性的な悩みやトラウマといった過去の出来事が無意識にストレスとなり、症状を引き起こします。

これは原因を追究するまでに非常に長い時間が必要となり、治療が難しいほど重症である場合も多くあります。


女性からのED相談も

女性からのED相談

EDの相談をされる方は男性ばかりではありません。

現在は昔に比べ、性に関する相談をしやすい環境にあります。


そのため、全相談数の4分の1程度の割合でパートナーである女性からの相談がくることもあるのです。


相手がEDではないかと感じた女性はそのことを直接男性に言うことができず、「パートナーを傷つけずに伝えられる方法はないか」「受診をさりげなく勧めるにはどうすれば良いか」「女性として何かしてあげられることはないか」といった相談をされます。


しかし、男性からしてみると、女性からEDではないかと伝えられれば、多かれ少なかれ傷ついてしまうものですよね。もしかしたらEDなのでは・・・と悩まれている方は、女性に言われる前に早めに対処し、自分も相手も満足できるようにすることをおすすめします。