勃起不全 ED 種類

勃起不全(ED)の種類

勃起不全(通称:ED)で悩む人はたくさんいますが、その原因は様々でそれぞれ治療法も異なります。

例えば日常生活で受けるストレスが原因で精神的なものから来ているものや過去のトラウマが原因で引き起こされるものがあります。


また、男性器自体に問題がある場合や普段服用している薬が原因で勃起不全に陥ってしまうことさえあります。

実際に勃起不全が身に起きている場合は何が原因で引き起こされているのか確認することがED改善の第一歩となります。


心因性ED

EDで悩んでいる男性

統計調査では、20歳以上の男性のうち4人に1人がEDの症状があり悩んでいるということが分かりました。

この人数は中等度~重度の方の数で、軽度の人数を含めると成人男性の80%もの人がEDで悩んでいると言われています。


あまり他人に相談出来るような内容ではないので身近にいないと思いがちですが、電車に乗ればそこにいる男性のほとんどが多かれ少なかれEDの症状になったことがあるという非常に身近な悩みなのです。


EDで悩む方を年齢別に見てみると、20代までは3%程度しかいませんが、30代から症状に悩まれる方が急増し、50~60代になると30%近くの方が相談や対処をするということが分かっています。


完全に勃起をしない重症な方は50代まではほとんどいませんが、50代を過ぎるとその数は一気に増え、70代では約半数が重症となっています。


器質性ED

女性からのED相談

男性は、視覚・聴覚・触角などで性的な刺激を受けると脳から神経を介して男性器にその刺激が伝達され、ペニスの海綿体という部分に血液が流入することで勃起が起こります。


この神経あるいは血液の流入が、何らかの原因により障害されてしまうことで起きるEDが器質性EDです。

中高年からEDが増加するのは、歳を重ねると体は老化が進行し、神経や血管に様々な障害を引き起こすためです。


また、動脈硬化・高血圧・糖尿病などの生活習慣病を持つ方は血管・神経ともに病気によって障害を受けやすいため、EDになりやすいと考えられています。


他にも、脳出血・脳腫瘍・脳への外傷・アルツハイマー病などの脳の病気や、前立腺肥大・前立腺炎などの泌尿器科の病気も自律神経障害を起こし、EDを引き起こします。


前立腺や膀胱、直腸など骨盤内臓器といわれるものの手術を経験したことがある方は、海綿体の血管や神経を損傷している可能性があり、EDの症状が出現していることも考えられます。


薬剤性ED

病院で処方される薬剤の中には、その薬効が原因となりEDを引き起こしてしまうことがあります。

以下の薬を常用されている場合には、主治医に相談することをおすすめします。


中枢神経に対する薬 解熱剤、消炎鎮痛剤、抗けいれん薬、抗不安薬、抗うつ薬 抗精神病薬、
向精神薬(睡眠薬など)
末梢神経に対する薬 抗コリン薬、鎮けい薬、骨格筋弛緩薬、局所麻酔薬
消化管に対する薬 抗コリン薬、鎮けい薬、消化性潰瘍治療薬、局所麻酔薬
循環器に対する薬 降圧剤、血管拡張剤、不整脈治療薬、利尿剤、高脂血症用剤